パニック障害は、不安が強く自分ではコントロールができないと感じることが長期間続くため、無理をせず自分のペースで行うことが大切になります。薬を飲むだけでなく、薬をお守り代わりにして、発作に対する恐怖をなくすことから始めましょう。
パニック障害とは、突然の動悸や息苦しさ、冷や汗や不安感などの発作が起こり、生活に支障が出る病気です。また発作が起こったらどうしようと不安になり、電車やバスなどに乗れなくなる、発作が起きやすい状況を避けるようになってしまいます。
突然の不安感・動悸・息苦しさ・めまい・冷や汗などの発作が急に起こり、電車やバスに乗るのが怖くなります。また一度不安になると自分ではコントロールできないため、1人で外出ができなくなる場合もあります。
原因はまだはっきりとわかっていないこともあります。しかしパニック障害は、不安障害や神経系の機能異常から来ることがわかっています。体調が悪い時に発作が起こったり、今度起こったらどうしようという不安から起こったりする場合もあります。
ただ単に薬を処方して終わりではなく、自分に合う、信頼できるクリニックを選んでいただくことが大切になります。自分の不安な思いを話したいと思える医師、丁寧に聞いてくれる医師がよいでしょう。
パニック障害は、早期に治療を行うことが何より大切になります。自分のコントロールが難しいと感じている場合は早めに相談してみましょう。
当院では、パニック障害の治療には薬を処方しています。服薬してほしいのではなく「お守り」としてお持ちいただき、発作が起こったときにはいつでも飲めるので安心してほしいという思いからです。薬を身につけることで予期不安がなくなり、生活へ支障をきたすことがすくなくなります。
服薬で様子を見ながら自分に合った薬や量を調整しています。薬を処方する際には、患者様に飲み方や副作用なども丁寧にご説明し、生活スタイルにあった薬をご提案させていただきます
パニック障害は、治療が遅れるほど症状が悪化する傾向にあります。特にストレスがきっかけで起こることもあるため、常に不安感がある方は医師に相談することをおすすめします。
初期段階や症状がひどい場合には、薬物療法が有効になります。発作が治まることで不安もなくなるため、日常生活に支障をきたすことが少なくなります。
症状や薬の効き目をみながら一定期間薬物療法を続けます。パニック障害の治療は症状の度合いによって、完治までの日数に数ヶ月〜1、2年かかるなど開きがあります。再発することもあるためゆっくりと医師と相談しながら治療していきましょう。
パニック障害になりやすい人は、真面目で責任感が強く頑張りやさんが多い傾向にあります。そのため仕事が思うようにできない、仕事を休まなければならないだけで、症状が悪化することもあります。重篤な症状になる前に、医師に相談し、前向きに治療に取り組みましょう。少しでもおかしいと感じたらすぐにご相談ください。
妊娠中は投薬治療を行うことができないため、当院では大学病院の産婦人科・心療内科をご紹介させていただきます。
パニック障害は、治療を早く始めることで回復も早まります。薬をお守り代わりに持つことで不安が解消され自信が付きます。一生続く病気ではありませんので、どんなに長引いても諦めないでください。一緒に頑張りましょう。気になる症状がある場合には、丁寧にお話をお聞かせいただきますので、ぜひご相談ください。
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丁寧にお話を聞かせていただき、薬の処方が必要かどうかも併せて、患者様の意向を第一に考えながら治療を行います。